マンション管理基礎知識
WISDOM
1.専有部分と共用部分
マンションは「専有部分」と「共用部分」とに分かれています。
一般的には、部屋の内側の居住スペースまでを「専有部分」、専有に含まれない部分が「共用部分」です。
専有部分の範囲
マンションの居住スペースのことを「専有部分」と言います
専有部分とは、購入されたマンションの住戸部分のことを言います。
専有部分は、区分所有者さまの所有物ですので、部屋の扉やクロスなどのインテリアを自由に変更することができます。
専有部分と共用部分の境目
マンション全体を支える壁・床など躯体部分は共用部分です。穴を開けたり、釘を打ったり、これらの部分を傷つけるような行為はできません。
共用部分の範囲
専有部分（居住スペース）以外は「共用部分」です
共用部分
- 玄関ドア
- インターホン
- アルコーブ
- PS(パイプスペース)
- 窓ガラスや網戸
- ベランダ
- バルコニー
- ルーフバルコニー
- 専用庭
- 目隠しパネル
- 乗り越え防止柵 etc.
専用使用部分について
バルコニーや玄関扉などは専用使用部分ではありますが、共用部分にあたります。許可なくリフォームや撤去をすることはできません。
マンション敷地内の共用部分
- 共用廊下や階段
- エントランスホール
- 駐車場や駐輪場
- ゴミ置き場 etc.
共用部分の設備関係
共用部分の設備には、インターホン、エレベーター設備、オートロック設備などがあります。
共用部分は「区分所有者全員の財産」
共用部分は区分所有者全員の大切な財産です。その管理が行き届いているかどうかは、マンション自体の資産価値を決める大きなポイントになるとも言われています。
日頃よく利用するエントランス、エレベーターや廊下、階段、ゴミ置場、自転車置場、集会室など、自分たちの財産として大切に扱う意識を持ちましょう。